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個別記事の管理2007-08-09 (Thu)
見るものは見たし、すっかり満足して、そろそろ帰ろうということになりました。オックスフォード駅に着いたのは、ちょうど3時頃でした。
何時の列車があるのか表示を見ようとして違和感を覚えました。
時間が表示されておらず、何か文字が書かれているのです。
自動改札機も封鎖されて、駅員さんが仁王立ちになっています。
え?と思って見回すと、こんな紙が券売機に貼ってありました。
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洪水のためにサービスが中断されているといった内容のお知らせ

ぱっと見てわかったのは、洪水で電車が動いていない、ということだけ。そうでした、中部地方で大雨が降ったために昨日の飛行機も遅れたのでした。それで、中部のオックスフォードに行くかどうかさんざん迷っていたのですが、朝、列車が時間通り動いていたので、もう大丈夫だと思ってしまったのです。

今、改めて読むと、ロンドン方面にはわずかでも動いているようなことが書かれています。が、その時はわからなかったので、駅員さんに、ロンドンに行きたいのですが、と声をかけました。場合によっては、バスで帰ろうと思ったのです。すると、20分待て、と言います。

そこで、お昼もまだだったし、駅構内のコーヒースタンドでカプチーノを二つ買い、ベンチに座って飲みながら待ちました。
すると、駅員さんの言葉通り、20~30分して駅に列車が入ってきました。改札は開きましたが、券売機はまだ作動していないため、私達のように往復切符を持っている人しか入れませんでした。
ゆっくり席を確保した時には、本当に安堵の溜息がもれました。
コーヒーを飲みながら、のんびりしていましたが、一向に電車が動く気配がありません。
何度か車内放送で、状況を説明していましたが、回りの人々も特に反応しなかったので、不安ながらもそのまま待ちました。
しかし、1時間経っても動かないので、母と相談を始めました。このまま乗り続けて発車を待つか、いっそ降りてバスに乗るか。
バスがあるのは知っていましたが、どこから出ているのかもわからないし、道路が通行止めになっていないとも限らないし、判断に迷っていました。そこで、添乗員さんに連絡しようとして、携帯の番号を控えたメモを置いてきてしまったことに気付き、愕然としました。

その後、再び車内放送が入り、システムがダウンしているという内容などが告げられた時、乗客からどよめきが起こり、何人かが席を立ったのです。復旧の見通しが立たないとでも言ったのでしょうか?
私達も決断しました。バスが動いていなければ、またここに戻ってくればよい。その時この列車が出発した後なら、復旧したわけだから、次もまた来るだろう、ということで。

列車を降りてすぐにホームにいた駅員さんに、この列車はすぐ動くか一応確認してみました。肩をすくめ両手のひらを見せる仕草をしたので、こりゃだめだ、と思いました。

さて、改札を出ると、さっき私が尋ねたように、駅員さんに聞いている人がいます。さっきの駅員さんが、私に答えたのと同じように20分待てと言っています。き、決まり文句だったのか!?
蕎麦屋の出前の催促に対する電話対応と類似するものを感じました。

とにかく、バスの発着場について知りたかったので、その駅員さんに聞いたら、まず外にでて左に行け、その後は誰かに聞けと言います。
外に出て、どこで左に曲がるのか既にわからなかったので、直ちにまた別な駅員さんに聞きました。
説明を聞いてすぐ浮かんだのが、3月にブレナム宮殿に行った際に利用した長距離バスターミナル、グロースターグリーン・バスステーションでした。そこでそう聞いたら、Yesと言います。
考えてみれば、オックスフォードの長距離バス乗り場は、行き先が違おうと一つに違いありません。
道を覚えていたので、10分ほど歩いてすんなり辿り着けました。

ここで蘇るのが前回の記憶です。切符はバスの中で買えと言われました。しかし、ロンドン行きの表示のあるバスを見ると、皆切符を持って乗り込んでいます。これは、別な売り場で買ったのか、往復券なのか。
とりあえず、私が切符売り場に並び、母が外で観察を続けました。
次が私の番、というとき、母が飛び込んできて、外で買えるよ!と告げました。結局、またバスの中で買えたのでした。
ちなみに、一人片道£9でした。バスは安いです。
せっかくお得な往復切符を買ったのに、帰りに使えない事態に陥るとは!やはり、旅は何が起こるかわかりません。

バスは頻繁に出ています。こんなことなら、早く決断すれば良かった。
また一番乗りだったので、二階の一番前の席に陣取りました。
ロンドンに向けて動き始めた時の安心した気持ちといったら!
最初にオックスフォード駅に着いた時から既に2時間近く経っていました。これでは、到底、自由参加の夕飯の集合には間に合いません。
行かないからといって心配されることもないので、もう諦めました。
また、日曜のデパートは閉店時間が5時とか6時とか。ハロッズも三越も、ロンドンにこのバスが着く頃には閉まっているでしょう。
お土産は、「もう空港でいいや」ということになりました(汗)
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再びバス二階席から見た、オックスフォードの街

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途中の景色

どうにか無事ロンドンのヴィクトリア駅に到着し、地下鉄に乗ってそのまま真っ直ぐホテルに戻りました。夕食はホテルのグランドフロア(1階)にある、パブとレストランが併設されたような所に入りました。
私が、フィッシュ&チップスを、母がハムとチキンのパスタのスモールサイズを選びました。あと、ハーフサイズのビールも。

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一口飲んでしまったビール。名前がわかりません...

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フィッシュ&チップス
ちょっとわかりにくいのですが、これは相当大きなお皿です。
左に見えるナイフと比較すればわかると思います。
フィッシュも30cmを超える長さがありました。チップス(ポテト)の量も半端ではなく、ちょうど某フライドチキンのポテト一箱分くらいありました。また、奥に見えるグリーンピースには塩分が全くなく、塩をかけて食べました。家に帰ってから見た「秘密の部屋」の最後の場面で、ロンの前にグリーンピースのお皿がありましたが、その「ドサッ」と盛られた加減がそっくりだと思いました。
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ハムとチキンのクリームソースのペンネ(スモールサイズ)

母のパスタも、まるで、洗面器のような器に入ってきたので、思わず聞いてしまいました。「small size?」
large sizeはもっと深いと、笑いながら指で高さを示してくれました。
それにしても、私の中指より太くて長いペンネが山盛りで、母がいくら頑張っても全然減らず、全く不思議でした。まるで、スネイプ先生の部屋でハリーとロンが食べた、無くなると自然に出てくるサンドイッチの皿みたい。私もとにかくフィッシュだけは食べ切りましたが、ポテトは到底無理でした。母のパスタも手伝って食べ、なんとか2/3くらいは食べましたが、そこが限界でした。
残してしまって申し訳なかったです。下げてもらう時「I'm sorry」「 I am full 」と言うと、にこっと笑って「~~OK!]と言ってくれましたが、初めの部分が思い出せません~
二人で入る初めてのレストランだったので、チップが心配でしたが、10%のサービス料が含まれていたので、そのままカードで払いました。

順調に行くかと思われたこの日の自由行動、思わぬハプニングに見舞われ、冷や冷やしましたが、また少ない語彙で乗り切りました。
いざ、という時は考えずに何かしらの単語が出てきて、さらに必死で伝えようとするので、何とかなるもんだ、と自信に繋がります。
母も冒険を楽しんだようで、良かった良かった。

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夜9時40分ごろの部屋からみた景色

翌日はもう、帰国しなければならないのが寂しくてたまりませんでした。
* Category : 2回目(2007年7月)
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