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個別記事の管理2007-04-01 (Sun)
せっかく早く寝たのに、またしても咳に起こされ、さらに鼻水まで加わって、安眠できませんでした。が、6時に起床した時には、緊張感からか、だるさは微塵もありませんでした。

この日の朝食は、パンをやめ、シリアルにしてみました。
シリアルは何種類か置いてあったのですが、昨日息子が観察したところによれば、イギリス人は何種類かを自分の器で好きなようにブレンドしていたようです。それを真似て、コーンフレークや他の穀物2~3種(何だったか覚えていない・・・)、バナナや杏やレーズンなどのドライフルーツを混ぜ、ミルクをかけて食べました。砂糖はかけなくても、フルーツの甘さで十分でした。
他は、チーズ、スクランブルエッグ、ベーコン、ハッシュドポテト、焼きトマト、焼きマッシュルーム、ポークビーンズ、果物(グレープフルーツ、メロン2種、スイカ)、オレンジジュース、紅茶。
この日初めて食べた焼きマッシュルームが大変気に入り、以後、毎日取る量が増えていきました。ただ焼いて薄い塩味がついているだけなのですが。


この日は、いよいよ今回の旅のメインである、スピナーズ・エンド探しです。ロンドンから電車で2時間近く北に行ったところに向かうので、着る物も重装備です。
長袖の肌着の上から、タートルネックのセーター、さらに毛のカーディガンをはおります。脚には厚地のタイツの上から靴下とジーンズを履きました。最後にもこもこしたフードつきの防寒着を着てでかけました。

地下鉄キングズクロス、セントパンクラス駅に着いたのは、ちょうど8:25でした。8:25発シェフィールド行きに乗りたかったのですが、地上のセントパンクラス駅に行くには少し時間がかかり、間に合いませんでした。ちなみにシェフィールドといえば、映画アズカバンの囚人で、膨らまされたマージおばさんが「シェフィールドの南で発見された」とファッジが話していました(原作ではその記述は無し)が、私が行こうとしていたダービーより遠く、プリベット通りのあるサレー州からはかなり遠くまで飛ばされたようです(映画では)。
そこで、9:00ちょうど発ダービー行きに乗ることにし、しばらく構内で待っていました。この路線は、ミッドランド・メインライン(Midland Mainline )といいます。
駅構内には大きな電光掲示板で日本と同様に各列車の発車時刻と行き先とプラットホームが表示されているのですが、既に行ってしまったはずの8:25発シェフィールド行きの列車の掲示も消えていません。
これは時間にルーズなイギリスの列車のこと、まだ出発していないのではないかと望みをつなぎ、ホームを見ましたが、そんな行き先の列車はありませんでした。「8:25 Sheffield on time」 と出ていましたが、on timeの意味がわからず、早速調べると「時間通り」。
??時間通り出発したのなら、なぜいつまでも掲示しておくのでしょう?
そしてダービー行きもすでにホームにありましたが、誰も乗る気配はなく、人々はベンチで何かを待っている様子です。私たちもなんとなく待ちました。
DSC00132-1.jpgダービー行きの列車

しばらくして、ノッティンガム行きの列車が停まっていたホームから駅員さんの声が掛かると、ベンチにいた人々がぞろぞろとそのホームに向かいました。皆、声が掛かるのを待っていたのです。
DSC00127-1.jpg
ちょうどこの「2」と書かれた低い扉のようなところに駅員さんが立ち、切符を確認していました。
ダービー行きは右奥に見えています。

発車10分くらい前にようやくダービー行きのホームから声がかかり、そちらの短い列に加わって切符を見せて、ようやく列車に乗りました。
DSC00146-1.jpg DSC00143-1.jpg
列車内(二等)の様子。車椅子用トイレは中も広々

シートはゆったりしているし、清潔で温かいし、とても快適でした。
そうそう、ここで私はようやく、カバンから彼を取り出す余裕が出てきたのでした。
DSC00134-1.jpg
旅立ちを前に、感慨深げに駅を眺めるスネイプ先生

10:50頃、ダービーに着きました。
ダービー駅に入る少し前、信号待ちか何かで列車が停まっていた時、ダービーの街の様子が目に入りました。いかにも古い工業都市といった感じの昔風なレンガ造りの建物が並んでいます。
離れたところに停まっていた貨物列車の赤く錆びた車輪に、風で飛んできた新聞紙がひっかかり、パタパタ揺れている様子が「寂れた工業の街」といった雰囲気を醸し出し、気分が盛り上がってきました。

旅行社ではMidland Mainline のロンドンからダービーまでの切符を手配してくれていました。
世界遺産である「ダーウェント峡谷の工場群」に行くには、ダービーから乗り換えてベルパーまで行くと良いと教えられていました。
乗り換えるのは、ダーウェント・バレーラインThe Derwent Valley Lineという路線のようで、15分間隔くらいででているらしい、とも教えてもらっていました。
さあ、ダービーからベルパーまでは、切符を買うところから自力で行わなければなりません。
ところが、The Derwent Valley Lineという路線が見当たりません。
私としては、地下鉄での乗り換えのように、「~Line→」のような表示があると思っていたのです。もしかして日本のJRと私鉄にように一度外に出ないと行けない場所にあるかもしれないと、外に出てみましたが、街頭にあった地図を見てもわかりませんでした。
そこで、もう一度駅に戻り、インフォメーションで聞いて見ました。
何と言ったかは、夢中だったのでもはや覚えていませんが、とにかく、「ベルパーに行きたい」「The Derwent Valley Lineはどこですか」というようなことを言ったのだと思います。すると、パソコンで手際よく調べてくれて、教えてくれました。
よく聞き取れないので、紙を渡すと、「12:26 PLAT2b」と書いてくれました。2b番線から12:26発の列車が出るということです。
でも、15分置きに出ていると聞いていたのに、1時間20分後というのはどういうことでしょう?私は何か間違えて伝えてしまったのではないかと不安になり始めました。
そこで、再び日本の自宅に電話をしました。日本時間では夜の8時くらいですから、絶対誰かいると思ってかけたのに、誰も出ません。
夫の携帯にかけたら、やっと通じました。レストランで子どもと食事中だったらしいです。なんて迷惑な電話をかけてしまったんだ…
とは言え、こちらも必死。
「乗り換えたいのに、私は何か間違えているみたい」「どこか離れたところに別な駅がないか調べてもらいたかった」と言ってはみたものの、相手だってパソコンもないし、力になってもらえそうにありません。
諦めて切ろうとしたら、「タクシーに交渉してみたら」とのアドバイスがもらえ、挑戦してみることにしました。
* Category : 1回目(2007年3月)
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