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個別記事の管理2007-03-28 (Wed)
タイトル長い・・・
3/21~3/26まで、イギリスに行ってきました。
一日ずつ、報告したいと思います。
写真も入れると、途中とても長い記事になりそうな予感が。
手短に書くよう努力します。

成田9:00発の直行便、ヴァージンアトランティック航空にて、出発。
4人掛けの端二つの座席が私たちの場所でした。大変狭いです。忘れていました、その狭さ。エコノミークラスですが、各席にモニターがあり、映画やテレビ、CD、ゲームを楽しむことができました。
私は、観てみたかった「ナイトミュージアム」と「プラダを着た悪魔」を見ました。どちらも最後にほろりとさせられる映画で、後味良かったです。「ナイトミュージアム」は今まさに公開中ですから、タダで見ることができてラッキーでした。
ハングマンのゲームもあったので、英語の予習のつもりでやってみました。ハリーやロンが教科書の端でこっそり遊んでいる遊びですね。ローリングさんのサイトで7巻のタイトルが発表された時は、このゲームの形でした。子供向けで簡単なはずなのに、私には難しかったです。
あと、テトリスとかソリティアとかで時間をつぶしました。

十ン年振りの海外旅行で、すっかり忘れていたのですが、飛行機の中では、ブロイラーになりそうなほど、頻繁に食べ物がでてきました。
まず、冷たい飲み物と、プレッツェル。次に食事とお茶・コーヒー・紅茶。次に棒つきアイスと直後にオレンジジュース(飲まなかったけど)。次にハムチーズサンドかマフィンかおにぎり。次にハヤシライスかあんかけヤキソバとお茶類。これが12時間の間に出てきました。
降りるころには、満腹で何も食べたくありませんでした。

ロンドンに到着したのが、現地の時間で14:30頃。日本時間では、23:30頃でした。着陸少し前、上空から見たイギリスの景色に、大きな喜びが湧き上がってきました。そして同時に見覚えのある感じも。Yahoo!mapやGoogle Earthなどで、既に何度か上空写真を見ていたからだと思います。

さて、入国審査ですが、息子と二人で一緒に立ちました。
最初の質問から既に聞き取れず、「うっ」と詰まっていると、息子が「My name is~」と名乗りました。多分、質問の答えではなかったのでしょうが、質問が変わります。レベルを下げてくれました。「Together?」肯定すると、さらに息子に質問です。「Your mother?」
後は、ガイドブック通りの、観光の目的や滞在日数を聞かれました。
最初に、質問がわからないままとりあえず名乗った息子から、質問に答えずとも何か言いさえすれば道は開ける、ということを学びました。

なんとか、第一関門を突破して入国、旅行社の人にも会えました。
空港からホテルまで車で30分ほどでしたが、既に私のイメージするスピナーズ・エンドっぽい建物もちらほら見えました。ああ、イギリスではどこに行ってもスネイプ先生に会えるのかも。

旅行社の人がチェックインまでしてくれるのかと思ったら、大間違い。
必要な書類を渡され、ホテルの前で車から下ろされました。
持参した電子辞書には、場面に応じた例文が書かれているので、それを調べてから入ろうとゴソゴソ探っていたら、ドアボーイに「Hello!」と声を掛けられ、荷物を運んでくれて、強制的に入館させられました。まだ、心の準備が出来ていないというのに。
チェックインも、相手の言うことの半分もわかりませんでしたが、なんとか終了。でも、前途多難との思いに、疲れきってしまい、お腹もいっぱいだったので、夕飯を買いに行くことも、最寄り駅を確認しに行くこともせず、備え付けのポットでお湯を沸かして、紅茶を入れて飲み、19時前には寝ました。早い・・・
あ、心配していたベッドは、ダブルではなくツインでした(ほっ)

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ドライヤーとお茶セット(ティーバッグ、インスタントコーヒー) 

  
DSC00007-1.jpg
なかなきれいな浴室
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個別記事の管理2007-03-29 (Thu)
あまりに早く床についたのと咳のため、夜中に何度も目が覚めました。
眠ろうと思っても、これから起こることを想像したり、各巻のスネイプ先生の素敵な場面が思い出されたりで眠れません。結局、5時に起床しました。

起きてすぐに、日本の自宅に電話をかけ、外出の際、フロントには何と声を掛けて鍵を預けたらいいのか聞きました。
実は、昨日外出もせずに寝たのは、この一言がわからなかったから(汗
「外出する」がgo outだということまでしか、わからなかったのです。
とりあえず、教えてもらった言葉を言いましたが、もっと気楽な一言、決まり文句でもあるのではないかと、思っています。(恥ずかしいから、何と言ったかはここでは書かない)

朝食に行こうとドアを開けると、隣の部屋も日本人で母娘でした。
というか、朝食の場にいたお客さんの6~7割は日本人でした。
朝食は、ビュッフェスタイルの、フル イングリッシュ ブレックファースト(Full English Breakfast )です。写真を撮りたかったのですが、雰囲気的にどうかと思われ、やめておきました。
私が食べたのは、チーズ2種、ハム、サラミソーセージ、焼きソーセージ、黒ソーセージ(血入り?)、ベーコン、スクランブルエッグ、焼きトマト、ポークビーンズ、ワッフル、マフィン、オレンジジュース、紅茶。少量ずつ取ったとは言え、種類が多く、最後に迷ったマフィンは止めておくべきだったと後悔しました。が、口に合わなかった焼きソーセージ以外は全て食べました。
私は好き嫌いがなく、大抵のものはたとえゲテモノでも食べられるのですが、イギリスのソーセージだけは、半分残しました。何でだろう?
イギリスのソーセージにはつなぎが入っていて食感が変わっていると聞いていたのですが、それは抵抗はありませんでした。肉の匂いと、香辛料のバランスが好みじゃなかったのかと考えています。黒いソーセージは小さく切られていたせいもあってか、大丈夫でした。
こうして書くと、食べすぎですね。このホテルの朝食は、とても美味しかったです。ハリポタっぽいし。私は特に焼きトマトとポークビーンズがお気に入り。翌日以降もずっと食べました。

この日は、半日市内観光に申し込んでいました。
外に出ると、雪がちらついていました。雪の舞うロンドンも美しいと思いました。寒かったけれど、燃料はたっぷり補給されているので大丈夫。
最寄駅は地下鉄サウスケンジントン駅でした。ピカデリーラインで4つ先のピカデリーサーカスまで行き、集合場所まで地図を頼りに歩きました。ほぼ時間通りに着き、旅行社のバスに乗り込みます。

車窓から、ウェストミンスター寺院、おかしなデザインの市庁舎、ビッグベン(ビッグ便と変換されて爆笑)などを見ました。途中Australian High Commissionの文字の建物に、グリンゴッツ銀行?と写真を撮りました。撮影に使われたのは、内部だそうですが、この建物ですよね?
DSC00014-1.jpg


最初にバスから降りて写真を撮ったのが、ロンドン塔、タワーブリッジ、ロンドン橋。
DSC00042-1.jpg 立派なタワーブリッジ

DSC00046-1.jpg ちょっとお粗末なロンドン橋(奥)

そうそう、途中でバスは首相の車とすれ違いました。
「あ!ブレア首相の車!」と叫んだガイドさんの声に従い、慌てて写真を撮りましたが、果たしてこれで合っているのか、前後の車を撮ったのかわからず終いでした。
DSC00041-1.jpg ブレア首相のブレた写真

次に降りたのが、トラファルガー広場。そのままナショナルギャラリーに入り、何と10分でさらっとゴッホやルノアール、モネの絵を見ました。ここは無料(寄付はあり)で、ゆっくり見たければ後でどうぞ、ということでした。
ガイドツアーの良い点は、思いがけない情報が得られること。モネの絵を見るとき、立ち位置の違いで全然違ったものに見えることを教えてもらい、体験して驚きました。そこに実際その風景が広がっているかのように、立体的に見える場所があったのです。
時間がなかったので、結局この時限りしか行っていません。

次はバッキンガム宮殿。残念ながら衛兵の交替式の日ではありませんでしたが、だからこそ見学できるという騎馬隊が通る様子が見られました。また別に、偶然馬車が通りかかったので撮影しましたが、特に日本で名前の売れている人が乗っているわけではなさそうです。
DSC00061-1.jpg
ちょっと偉い人が普通に馬車で移動しているということに驚きます。
セントジェームス宮殿の衛兵のミニ交替式は見られました。

○越デパートでバスを降り、半日市内観光は終わりました。ガイドさんからプライベートで聞いた情報を元に買い物をしましたが、その荷物で動き回るのには不便なため、一度地下鉄でホテルに戻りました。
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個別記事の管理2007-03-30 (Fri)
14時頃ホテルに戻ると、まだ部屋の掃除はされていませんでしたが、部屋に入って一息つく間もなく、掃除に来てくれました。
ノックがあってビビりました。咄嗟に「Who?」と聞いたら、返事の中に「Cleaning」という言葉が聞こえたのでドアを開けました。掃除を始めてくれたのはいいのですが、私たちも出かけなければなりません。
ここは一言声を掛けていかなければ。
勇気を出して「I would like to go out」と言ってみたら、通じました!!笑顔でいってらっしゃい、というようなことを言われました(なんと言われたかは忘れた)

再び外出です。今度はサウスケンジントンから、やはりピカデリーラインで、9駅先のキングズクロス.セントパンクラス駅に向かいました。

ロンドンの地下鉄は、ほぼ同心円状に1~6までのゾーンに分かれていて、ホテルの最寄り駅もキングズ・クロス駅もゾーン1にありました。
一番中心であるゾーン1を含む区間は、どこまで乗っても一律片道£4(4ポンド=約950円)です。
どこへ行っても950円!遠い駅でも、隣の駅でも。高い…
平日は9時半からワンデイトラベルカード(One Day Travel Card)という乗り放題券が使えます。これは、ゾーン1・2で£5.1(約1200円)ですから、大変お得です。市内観光は集合時間が早かったので、ワンデイトラベルカードは使えませんでしたが、ホテルに戻ってくる時にこれを買いました。
さて、駅名を見ればわかると思いますが、例のキングズ・クロス駅は、この地下鉄駅の地上にありました。
9と3/4番線は、観光客のためにちょっと変わった場所に用意されているという情報は得ていたのですが、それがどこだかわかりません。
それより、そもそも9番線自体が見つからないのです。
地下鉄は日本と同じように自動改札機があるのですが、キングズ・クロス駅のような地上のターミナル駅には改札口などなく、いきなりホームへ行けます。ところが、そうやって入ったキングズ・クロス駅には、プラットホームが1~8までしかありませんでした。

写真は全てクリックで拡大できます。
DSC00098-1.jpgキングズ・クロス駅構内(8番線から撮影)

DSC00113-1.jpg 4番線と5番線の間

8番線を歩いていくと、9~11番線に通じる道がありました。
さあ、9番線に入るぞ!という直前に9と3/4番線がありました。
DSC00099-1.jpg
写真右の白い看板横から9番線以降のプラットホームのある建物に入れます。
これは、9番線に入る前で8番線との間ですから、むしろ8と3/4番線ではないかと思いました。わかりにくいと思いますが、プラットホームの番号を記したプレートの下に見えるのは、カートです。ハリーがトランクや鳥かごやらを載せて運んだカートで、壁にめり込んだ形になっています。
DSC00103-1.jpg 壁にめり込むカート。

ここで私たちは、いかにも観光客らしく、カートを押して9と3/4番線に向かう姿で写真を撮りまくりました。

実際の9番線と10番線の間は線路ですから、柵とか壁もありません。ローリングさんが別な駅(ユーストン駅)をイメージしてしまったと言った意味も初めてわかりました。(写真撮り忘れました…)

キングズ・クロス駅のすぐ横には細い通りを挟んだ向かい側にセントパンクラス駅がありました。ここは、翌日、ダービーに向かう列車の出る場所です。下見のため、中に入ってきました。
外観は、映画「秘密の部屋」でキングズクロス駅の外観として使われましたが、確かにそうしたくなるほど、立派な外観です。
DSC00107-1.jpg立派な外観(写真に写らない下部は工事中)

DSC00108-1.jpg 絵的には素っ気無いキングズ・クロス駅

この2枚の写真はほぼ同じ場所で撮りました。
セントパンクラス駅を撮ってから、くるりと振り向いて、2,3歩歩いてからキングズ・クロス駅を撮ったのです。地下鉄の駅名がこの二つの駅の名をつなげたのも頷けます。

写真撮影後、私たちは同じくピカデリーラインで元来た方向へ戻り、サウスケンジントンの一つ手前のナイツブリッジ駅で降りました。
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個別記事の管理2007-03-31 (Sat)
ナイツブリッジには、かの有名なデパート、ハロッズがありました。
ホテルに近いし、せっかくなのでちょっと覗いていくことにしました。
ガイドブックには、「世界で唯一ドレスコードのあるデパート」とでていたのですが、どの程度のドレスコードなのか見当もつきません。
とりあえず、二人ともジーンズではない、という程度の格好で行きましたが、全然問題なく入れました。本当にドレスコードなんてあるのでしょうか??
入った途端、息子は「くさい」を連呼しました。
確かに、香水のきつい匂いで満ちています。別な階に行こうとするのですが、行けども行けどもエスカレーターもエレベーターも階段も見つかりません。思わず「ここはもしかして、平屋なんじゃない?」と言ったら、「そんなはずないよ」と息子は答えます。
まるでゲームの迷路のような各部屋を歩くうち、生鮮食料品売り場が現れ、日本なら地下にあるはず、との意見の一致から、本当に平屋ではないかと二人で思い始めた頃、ようやくエレベーターを見つけました。
表示は4階までありましたが、その時いた場所は1階ではなく地上階(Ground Floor)と表されるので、実際には地上5階建てということでしょうか。ん?ということは、必要の部屋が8階というのも、日本人の感覚では9階ということでしょうか?(追記:ちゃんと日本向けにずれて訳されているそうです)
とにかく広大な売り場面積でした。軽く各階を見て回りましたが、特に欲しいものもなかったので、何も買いませんでした。

ホテルに戻ったのは、16時半ごろ。この日はホテルのレストランでアフタヌーンティーを楽しみました。旅行社から、このホテルで使えるアフタヌーンティーのクーポン券をもらっていたのです。

DSC00117-1.jpg
下段が4種類のサンドイッチ(左からハム、サーモン、チーズ、きゅうり、)とポテトチップスのようなもの、サニーレタス。
中段が、マフィンとスコーン。
上段が、苺のタルトと、コーヒー風味のケーキ。
そして、クロテッドクリームと苺ジャム。

クロテッドクリームは、私は初めて口にしました。ネットや本で情報は得ていたので、どんな味なのか楽しみにしていました。
なるほど、ホイップクリームとは全然違う食感で、むしろ柔らかいバターような口触り。塩味はなく甘くもなく、それだけ舐めると「?」という感じもしましたが、ほのかに甘くしょっぱいホカホカのスコーンにつけて食べたら、とても美味しかったです。クロテッドクリームだけをつけたり、苺ジャムもいっしょに塗ったりして楽しみました。

とてもボリュームがあったので、お腹はいっぱいでしたが、夜食を買ってあったので、それを20時頃に食べました。
DSC00123-1.jpg
駅の売店で見つけたコーニッシュ・パスティ(Cornish pasty)です。
炎のゴブレット31章p.404で、ロンがお皿によそったミートパイ、原書ではCornish pastyとなっています。これも一度は食べてみたかったものでした。この発音も難しく、わかってもらえませんでしたが、指を指して、やっと買いました。
中身はマッシュポテトの上にひき肉や野菜を炒めたものが乗っている感じで、味はなんとなくコロッケみたいでした。
夜食の後は、お風呂に入り、この日も早めに21時には寝ました。


アズカバンの囚人の映画を見ながら書いたので、時間がかかってしまいました。誤字脱字もあるかもしれません。
なんか、映画のスネイプ先生、表情も仕草もいちいちかわいくて仕方ありません。
まだ映画は終わっていませんが、スネイプ先生の出番はもはやなし…
と、思ったら、不死鳥の騎士団の予告編が見られました。ちょっとだけ会えました♪
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個別記事の管理2007-04-01 (Sun)
せっかく早く寝たのに、またしても咳に起こされ、さらに鼻水まで加わって、安眠できませんでした。が、6時に起床した時には、緊張感からか、だるさは微塵もありませんでした。

この日の朝食は、パンをやめ、シリアルにしてみました。
シリアルは何種類か置いてあったのですが、昨日息子が観察したところによれば、イギリス人は何種類かを自分の器で好きなようにブレンドしていたようです。それを真似て、コーンフレークや他の穀物2~3種(何だったか覚えていない・・・)、バナナや杏やレーズンなどのドライフルーツを混ぜ、ミルクをかけて食べました。砂糖はかけなくても、フルーツの甘さで十分でした。
他は、チーズ、スクランブルエッグ、ベーコン、ハッシュドポテト、焼きトマト、焼きマッシュルーム、ポークビーンズ、果物(グレープフルーツ、メロン2種、スイカ)、オレンジジュース、紅茶。
この日初めて食べた焼きマッシュルームが大変気に入り、以後、毎日取る量が増えていきました。ただ焼いて薄い塩味がついているだけなのですが。


この日は、いよいよ今回の旅のメインである、スピナーズ・エンド探しです。ロンドンから電車で2時間近く北に行ったところに向かうので、着る物も重装備です。
長袖の肌着の上から、タートルネックのセーター、さらに毛のカーディガンをはおります。脚には厚地のタイツの上から靴下とジーンズを履きました。最後にもこもこしたフードつきの防寒着を着てでかけました。

地下鉄キングズクロス、セントパンクラス駅に着いたのは、ちょうど8:25でした。8:25発シェフィールド行きに乗りたかったのですが、地上のセントパンクラス駅に行くには少し時間がかかり、間に合いませんでした。ちなみにシェフィールドといえば、映画アズカバンの囚人で、膨らまされたマージおばさんが「シェフィールドの南で発見された」とファッジが話していました(原作ではその記述は無し)が、私が行こうとしていたダービーより遠く、プリベット通りのあるサレー州からはかなり遠くまで飛ばされたようです(映画では)。
そこで、9:00ちょうど発ダービー行きに乗ることにし、しばらく構内で待っていました。この路線は、ミッドランド・メインライン(Midland Mainline )といいます。
駅構内には大きな電光掲示板で日本と同様に各列車の発車時刻と行き先とプラットホームが表示されているのですが、既に行ってしまったはずの8:25発シェフィールド行きの列車の掲示も消えていません。
これは時間にルーズなイギリスの列車のこと、まだ出発していないのではないかと望みをつなぎ、ホームを見ましたが、そんな行き先の列車はありませんでした。「8:25 Sheffield on time」 と出ていましたが、on timeの意味がわからず、早速調べると「時間通り」。
??時間通り出発したのなら、なぜいつまでも掲示しておくのでしょう?
そしてダービー行きもすでにホームにありましたが、誰も乗る気配はなく、人々はベンチで何かを待っている様子です。私たちもなんとなく待ちました。
DSC00132-1.jpgダービー行きの列車

しばらくして、ノッティンガム行きの列車が停まっていたホームから駅員さんの声が掛かると、ベンチにいた人々がぞろぞろとそのホームに向かいました。皆、声が掛かるのを待っていたのです。
DSC00127-1.jpg
ちょうどこの「2」と書かれた低い扉のようなところに駅員さんが立ち、切符を確認していました。
ダービー行きは右奥に見えています。

発車10分くらい前にようやくダービー行きのホームから声がかかり、そちらの短い列に加わって切符を見せて、ようやく列車に乗りました。
DSC00146-1.jpg DSC00143-1.jpg
列車内(二等)の様子。車椅子用トイレは中も広々

シートはゆったりしているし、清潔で温かいし、とても快適でした。
そうそう、ここで私はようやく、カバンから彼を取り出す余裕が出てきたのでした。
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旅立ちを前に、感慨深げに駅を眺めるスネイプ先生

10:50頃、ダービーに着きました。
ダービー駅に入る少し前、信号待ちか何かで列車が停まっていた時、ダービーの街の様子が目に入りました。いかにも古い工業都市といった感じの昔風なレンガ造りの建物が並んでいます。
離れたところに停まっていた貨物列車の赤く錆びた車輪に、風で飛んできた新聞紙がひっかかり、パタパタ揺れている様子が「寂れた工業の街」といった雰囲気を醸し出し、気分が盛り上がってきました。

旅行社ではMidland Mainline のロンドンからダービーまでの切符を手配してくれていました。
世界遺産である「ダーウェント峡谷の工場群」に行くには、ダービーから乗り換えてベルパーまで行くと良いと教えられていました。
乗り換えるのは、ダーウェント・バレーラインThe Derwent Valley Lineという路線のようで、15分間隔くらいででているらしい、とも教えてもらっていました。
さあ、ダービーからベルパーまでは、切符を買うところから自力で行わなければなりません。
ところが、The Derwent Valley Lineという路線が見当たりません。
私としては、地下鉄での乗り換えのように、「~Line→」のような表示があると思っていたのです。もしかして日本のJRと私鉄にように一度外に出ないと行けない場所にあるかもしれないと、外に出てみましたが、街頭にあった地図を見てもわかりませんでした。
そこで、もう一度駅に戻り、インフォメーションで聞いて見ました。
何と言ったかは、夢中だったのでもはや覚えていませんが、とにかく、「ベルパーに行きたい」「The Derwent Valley Lineはどこですか」というようなことを言ったのだと思います。すると、パソコンで手際よく調べてくれて、教えてくれました。
よく聞き取れないので、紙を渡すと、「12:26 PLAT2b」と書いてくれました。2b番線から12:26発の列車が出るということです。
でも、15分置きに出ていると聞いていたのに、1時間20分後というのはどういうことでしょう?私は何か間違えて伝えてしまったのではないかと不安になり始めました。
そこで、再び日本の自宅に電話をしました。日本時間では夜の8時くらいですから、絶対誰かいると思ってかけたのに、誰も出ません。
夫の携帯にかけたら、やっと通じました。レストランで子どもと食事中だったらしいです。なんて迷惑な電話をかけてしまったんだ…
とは言え、こちらも必死。
「乗り換えたいのに、私は何か間違えているみたい」「どこか離れたところに別な駅がないか調べてもらいたかった」と言ってはみたものの、相手だってパソコンもないし、力になってもらえそうにありません。
諦めて切ろうとしたら、「タクシーに交渉してみたら」とのアドバイスがもらえ、挑戦してみることにしました。
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個別記事の管理2007-04-02 (Mon)
ダービー駅の外は小雨が降りだしたところでした。
タクシー乗り場はすぐわかりました。
先頭の車の運転手さんに、「I want to go to Belper」「How much?」と言ってみました。ところが、運転手さんは、何か長い文章を言っています(汗)どうやら「ベルパーは初めて行く。ベルパーのどこに行きたいのだ?」と言っていると思われました。
私にしても、ベルパーのどこ、というあては元々ありませんでしたから、示しようがありません。持っていった家並みの写真をプリントアウトしたものを見せました。ベルパーには、工場に勤める労働者たちの長屋があったようです。
すると、「他に行きたい所はないのか?」と思われる質問があり、私は「クロムフォード」と答えました。こちらは工場の跡がある場所です。
運転手さんは、ベルパーなら£15(約3500円)、クロムフォードなら£25(約6000円)だと言います。
ベルパーまで乗せていってもらうことにしました。
一時はどうなることかと思いましたが、なんとかベルパーまで行けそうでほっとしました。途中で、「ベルパー駅」と言えばよかったと気付いたのですが、どこで降ろしてもらえるのか見届けたくなり、そのまま黙っていました。
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車窓から見た高い煙突のある建物(ベルパー近く)警告する指のようにも見えます。
「廃墟になった製糸工場の名残の巨大な煙突が、黒々と不吉にそそり立っていた」(6巻2章p.32)
「あのそびえ立つような製糸工場の煙突が、巨大な人差し指が警告しているかのように、通りの上に浮かんで見える」(6巻2章p.35)

結局、「ベルパー駅」の表示を通り過ぎてしばらく行った大きな工場前で降ろしてくれました。
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この時のメーターの表示は£16.7(4000円弱)でした。この金額で請求されるのか、£15で請求されるのかわかりませんでしたが、既に£15と、チップとして£2コインを用意してありました。タクシーのチップは料金の10~15%だとガイドブックにあり、そうなると£1.5~£2.2ということになるからです。結局運転手さんは、メーターを指しました。金額が違うでしょう、と指摘する言語的能力もエネルギーもなく、さらに1ポンド足して£18渡しました。これだと16.7+1.67=18.37でちょっと少なめのチップが入っているという感じだと思ったのです。
が、運転手さんはどういうわけか、1ポンドと5ペンスをお釣りとしてくれました。どういう計算かわからず、「ティップ」と言って渡そうとするといらないというようなジェスチャーをします。運転手さん、言葉のわからない外国人を適当な所で降ろしてしまった、との罪悪感でもあったのでしょうか。私はここでよかったのに。でも、なんだか嬉しかったです。
この後どうせ駅を利用することになるので、通り過ぎた駅を目指して戻りつつ、家並みを見ていきました。
すると、いかにも古そうなレンガの建物が向かい合う通りを見つけました。ネットで見つけたmill workerのcommunityではないでしょうか。
DSC00152-1.jpg DSC00155-1.jpg
この通りを行くと少し新しい建物の町並みに移行してしまうので、袋小路にはなっていませんでしたが、このまま行き止まりでもあれば、私のイメージするスピナーズ・エンドそのものでした。
「荒れ果てたレンガ建ての家が、闇の中にどんよりと暗い窓を見せて、何列も並んで建っていた。(6巻2章p.33)
何列も、というわけではありませんでしたが、こんな通りは他にもありました。そして道も年季の入った石畳でした。
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「壊れた窓を通り過ぎるナルシッサの足音が、石畳にこだました」(6巻2章p.35)

一軒の家が売りに出されていたので、ちょっと撮ってみました。
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わかりにくいのですが、下段右側の写真の窓の奥には、向こう側の窓と外の風景が少し見えています。扉の向こうの部屋の奥行きはそれほどないというか、奥には部屋がないのです。二階にはありますが。一軒あたりの幅からして横にもう一部屋あるかどうかは、わかりません。左側の写真が、ほぼ一軒分の幅なので、かなり狭いのではないでしょうか。
「入ったところがすぐ居間になっていた。暗い独房のような部屋だ。(6巻2章p.36)
実際隠し扉と隠し部屋でもなければ、ワームテールとの同居も難しい感じです。

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一番奥ではないけれど、奥の方の建物の前にて撮影

それでも路上駐車の車が示すとおり、ここには人が住んでいて、時々一人二人、通りを歩いています。若い人が一人で住んでいる、といった様子でした。ここで、怪しい二人連れの東洋人が、写真を撮っている、などと思われたくなかったので、非常に気を遣って撮影していました。
特に、「先生」を撮影する時は。
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この街は、思っていた以上に田舎でした。私のイメージでは、最初に降りた駅、ダービーの方がスピナーズエンドのある街に近い気がします。
さすがにローリングさんもここまで辺鄙な場所をイメージしてはいなかったかもしれない、と思いつつ、私はとても満足していました。
街の近くに川は流れているものの、臭気の漂うようなどぶ川ではないし、家並みも何列もあるわけではないけれど、その古い長屋は、確かに私のイメージするスピナーズ・エンドだったからです。
息子に見えないよう、こっそり感動の涙をぬぐっていました。
レンガ造りの長屋の一角で、スネイプ先生がどんな幼少時代を送ったのか、マグルの掃き溜めのような場所で、いつから自分が魔法使いだと知っていのか、考え出すときりがありませんでした。
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個別記事の管理2007-04-03 (Tue)
イメージ通りの家並みに満足し、次に目指すは紡績工場跡地です。
電車でさらにロンドンから遠ざかる方向にあるクロムフォードという所に水力を動力とした紡績工場が、産業革命時代に作られたはずでした。
6巻2章に書かれた「製糸工場」「廃墟」の言葉から私なりに推測したスピナーズ・エンド候補の一つでしたが、色々調べていくうち、産業革命や紡績工業自体にも興味は及んでいました。
そんなわけで、一度は紡績工場跡も見てみたかったのです。トビアスは、紡績工(スピナー=Spinner)だったかもしれないし。

さて、私たちは標識に従ってベルパー駅を探し始めました。
しかし、ある程度歩くと、標識の矢印の向きが正反対になってしまうのです。つまり通り過ぎてしまっているらしいのですが、全く駅が見つかりません。わけのわからないまま同じ場所を行ったり来たり。
そこは大きめのスーパーの裏側でした。
高いレンガの壁に囲まれた狭い通路を行きつ戻りつしながら、息子は「漏れ鍋のようになっているんじゃないか」と言います。まさにそんな感じで、レンガを突付くとか、呪文を唱えるなど、何か駅に通じる決定的なものを見逃しているのではないかという気もしました。
しかし、結局、スーパー裏のまるで個人の家に通じる私道のような小道の先に、ようやく駅を発見しました。
無人駅でした。
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ベルパー駅(左の道がスーパー裏から通じる下り坂)

ちょうど、「千と千尋~」で千尋が別の世界に迷い込んだ時、橋の上から覗き込んだ下に線路があったような感じで、街より低い位置に線路も駅もありました。前の記事で、家並みの奥の方でスネイプ先生を撮った写真は、左横が橋になっていて、覗き込むと下を線路が走っています。

イギリスでは乗り越しは厳禁で、行き先までの切符を持って乗らなければ高い罰金を払わなければならないというのに、切符売り場が見当たりません。途方に暮れてしまいました。
息子はタクシーを探そうと言いますが、タクシー乗り場もないのです。先に進むことも戻ることもできなくなったと思い、血の気が引きました。しかも時刻表を見ると、1時間に1本あるかないかの電車があと10分くらいで来そう。ここは何としてでもその列車に乗らなければ。
そこで、勇気を出して真っ赤なコートの若い女性の通行人に聞いてみました「where can I buy a ticket?」すると「on the train」と教えてくれました!
電車の中で買えば良いようです。その後さらに「You should~」と言ってくれたのですが、私には聞き取れず。私は何をすべきだったのか、未だにわかりません(汗)

さらに時間が近づくと、犬を連れた年配の男性がやってきてベンチに座ったので、もう一度同じ質問をしました。
するとやはり、「on the train」さらに「Ticket man」が来てくれるので、あなたは彼を呼ぶ必要がない(多分そう言ったと思う)、というようなことまで教えてくれました。なんて親切な人なんでしょう!

乗ってみたら、その通り、「Ticket man」が来て行き先を尋ね、映画のナイトバスのスタンのような感じで切符を出して売ってくれました。二人で£5(約1200円)でした。ちなみに犬連れのおじさんも乗りました。
そして、降りたクロムフォード駅も、無人駅でした。
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いつの間にか、単線になっていて、行きも帰りも同じホーム。でも、以前は横に線路があったことをうかがわせる配置。

駅を出てびっくり!ここは、ベルパー以上に回りに何もない駅でした。森の中に突然駅があるというような、不思議な風景でした。
それでも、歴史的な工場跡があるという標識はあり、時々車の通るそれなりの道路がありました。緑の薫りの静かな道の横には、ゆったりと流れるそれほど幅もない川が流れて、時々人気の感じられない教会やホテルがぽつぽつとありました。そして、突然、工場が現れました。
DSC00175-1.jpg DSC00177-1.jpg
看板には、世界で最初に成功した水力の綿紡績工場、と書いてあります。

ここでは、定時に有料のガイドツアーを行っていて、次は14時からでした。30分ばかり待った後、ガイドと思われる年配の男性に、参加したいと身振り手振りで伝えてみました。私たちの他に参加者はいないようでした。でも、なかなか伝わらず、「I can't speak English」と言うと、彼は身振りも加えて「このガイドツアーは、しゃべりがメインだから、英語がわからないなら、参加は無理」というような事をいいました。(と思いました)
それでも、私は中が見たいと身振り手振りで示したら、museum(博物館)があるから、ついておいで、と案内してくれました。
工場跡の一部が資料館のようになっていたのです。案内してくれながら、彼はとても申し訳なさそうに「あなたは英語がわからない。私も中国語(Chinese)が話せないから、これで勘弁してくれ」というようなことを言いました。この時はさすがに私も辞書の助け無しで「I'm Japanese」と突っ込みました。彼は「Oh! I'm sorry! I can speak ‘コンニチワ’」と言った後、再び「日本語も話せないから、説明できない」と言いました。
ちょうどアラン・リックマンさんと同年輩くらいの方で、顔は似ていないのですが、温かでおちゃめな雰囲気がちょっと似ていて、とても素敵なおじ様でした。
階段を上って案内してくれた場所で、好きなだけ見ていい、「no money」だと言って、私たちを残し、戻っていきました。私はそれで十分でした。

そこには、紡績工場ができる前の手動の紡績機や工場で使った機会などが展示されていました。
DSC00183-1.jpg手動紡績機

また、産業革命の年表や、この工場の当時の様子の写真も展示されています。
見学していると、離れた場所にいた息子に呼ばれました。
行ってみると、水車の模型が動いています。たった今、動き始めたそうです。「俺たちのために動かしてくれたんだよ」と言われ、胸が熱くなりました。
DSC00182-1.jpg

浴槽に浸かった男性(たぶん、創設者のアークライトさん)の指先から水が滴り落ちて水車を回す、というちょっと趣味の悪い展示物

夢中で見て回っていると、mill worker's houseという写真のコーナーがあって、その中にさっき行ったばかりのベルパーの写真もありました。
紡績工は確かにベルパーにも住んでいたのだと思います。
たとえトビアスが紡績工でなくても、「昔、紡績工(スピナー)たちが住んでいた家々の袋小路=スピナーズ・エンド」をそのままの地名で呼び続けることは十分考えられると思いました。

そんなことを思い、20分ほど見学していると、さっきの方が、3人の観光客を連れて入ってきました。彼は私に「さっきはどうも」といった感じの目配せをして、奥に行き、そこで講義を始めました。椅子が二十個ばかり並んでいて、ちょっとした教室のようです。
そろそろ電車の時間だったので帰ろうと思いましたが、講義中の彼に、一言お礼が言いたくて、でも声は掛けられず、持っていた紙の裏にボールペンで「THANK YOU!!」と大きく太く書いてカンニングペーパーのように、お客さんの背後から見せると、手を振って答えてくれました。

この日ばかりは、英語がわからないことが悔しかったけれど、言葉が通じなくても、何か通じ合えるものがあったという喜びで満たされ、またしてもこっそり涙を拭っていました。

しかし、この後、駅に着くと、電車の時間を休日のものと見間違えていたことに気付き、実に50分もの間、携帯カイロを交替で使いながらとてつもなく寒い駅舎で身を寄せ合って耐えました。
そしてようやく来た列車に乗り込み、切符を買いました。暖かいシートに座り、ホッとしてしばらくすると、誰かが私の肩を叩きます。「ベルパー」と言っています。行きのベルパー駅で切符の買い方を教えてくれた犬連れのおじさんが、「ベルパーだから降りなくて良いのか。ベルパーだよ」と繰り返し教えてくれていたのです!
私は、こんどは終点のダービーまで行くつもりだったので、そう言いたかったのですが、なんと「ダービー」をド忘れしてしまいました。
「NO.Belper.」と言ったら(変な文法)、おじさんは降りていきました。ごめんなさい、心配かけてしまって。お礼も十分言えなくて。本当にイギリスの男性は紳士だと思いました。特におじさんが素敵。
そして、ハッ!と気付く私。もしかして、キップもダービーではなく、ベルパーまでしか、買わなかった??
確認してみたら、やはりそうでした。
20070403221029.jpg
クロムフォードからベルパーまでのキップ

もう慌てたのなんの。息子は「乗り越しは100ポンドの罰金だよ」と青くなっています。2万円以上!
すぐに車掌さんを探し、もう辞書も見ずになんとか買い間違えたことを伝えようとしました。声に出たのがこの言葉「I missed」自分では「間違えた」と言ったつもりでしたが、これエキサイト翻訳に入れると「私は消えました」と出ました。こんなこと言ってたのか私!!
でも、その言葉に続けて「Not Belper」と言った後、再びダービーの言葉を忘れて呆然としていると「Derby?」と聞いてくれました。
どうやら伝わっていたようです。
「Yes!Derby!」と言うと、私の切符を指して、「Derby、OK」と言ってくれました。同じ金額だったようでした。

ああ、この日は、ほとほと疲れました。
ダービーからベルパーの乗り換えが見つからずタクシー。
ベルパーからクロムフォードも切符の買い方がわからず右往左往。
工場ではツアーガイドに参加したくて身振り手振り。
最後は切符の買い間違い。
なんとかダービーに戻って、熱い飲み物を買って、ロンドン行きに乗ったときは、どんなにほっとしたことか。帰れないかと思いました。
よく生き残れました(大袈裟)
息子もこの日は「何のためにイギリスに来たのだろう?」と自問したようで、ちょっとムードも険悪でした。そりゃそうでしょうね。ろくな根拠もなく、わけのわからない田舎に連れて行かれて、何度もピンチがあって。しかもお昼は食いはぐれ(クロムフォードで買おうと思ったら、店はなし)、持参したチョコバーとミネラルウォーターだけが頼りでしたから。

夕飯には駅でチキンとバジルのサンドイッチ、春巻き(温めてくれた)を買って帰り、熱い紅茶を入れて食べ、10時前には寝ました。
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個別記事の管理2007-04-05 (Thu)
イギリス4日目の朝は6時に起き、7時に朝食に降りていきました。
3度目の朝食で、ようやく写真撮影ができました。もちろんフラッシュなしで。
DSC00191-1.jpg ピントが合っていませんでした
写真手前の大皿に載っているのは、時計の(ほぼ)12時の位置から時計まわりに、ハッシュドポテト、焼きソーセージ、焼きマッシュルーム、ポークビーンズ、焼きトマト、焼きベーコン2種、スクランブルエッグです。初日、口に合わなかったソーセージとは名前の異なるソーセージがあったので、取ってみましたが、やはりダメでした…
左一番奥は、リンゴなどのカットフルーツやブルベリーなどにヨーグルトをかけたもの、その手前がシリアルです。バナナがフレッシュに見えますが、パリパリに乾燥したバナナチップです。他、紅茶とオレンジジュース。空のお皿には、後にトーストが載ることになります。
そうそう、紅茶とコーヒーを持って回っている人の他、ウェイターにも色々役割があるようで、使い終わったお皿を下げる人と、トーストがいるかと尋ねる人がいました。
初日、ウェイターの一人が息子に何か尋ね、息子はしばらく迷ったあと「No,thank you」と言いました。「今なんて言われたの?」と聞いたら「トーストはいかがですか、って言ったと思う」と言い、その耳に驚いたのでした。
実際その通りで、この日は初めてトーストもお願いしたのです。
聞いていたとおり、三角の薄い薄いトーストが一人当たり2枚、計4枚スタンドに立てられて、届きました。


さて、イギリス4日目の3/24は、私は予備日に当てていました。
昨日行った世界遺産『ダーウェント峡谷の工場群』に、体調などの関係で行けなかった時のために。
前日は大変だったものの、無事目的地に行って帰ってきていたので、この日は、もう一箇所行ってみたかった場所を目指し、8時に出発です。

その場所も辺鄙なところのようなので、昨日の教訓を生かし、お弁当を買っていくことにしました。サウスケンジントン駅前の店で、サンドイッチをそれぞれ1パックずつ購入しました。チキンサンドイッチと、ベーコンとレタスとトマトのサンドイッチです。
日本のサンドイッチは、三角のものが2~3切れ入っていますが、イギリスのそれは、日本のより一回り大き目でぱさついたパンが2切れ入っていました。また、日本のサンドイッチはフィルムで包装してありますが、イギリスは、サンドイッチの形にぴったり添ったプラスチックのケースに入っていて、形が崩れません。滑り台の斜面にあたる部分がフィルムで、はがして開けます(わかりづらい説明…)

この日は、パディントン駅を利用することにしていました。
オックスフォードに行こうと思ったのです。
旅行社から3/24付けのワンデイトラベルカードをもらっていたので、地下鉄は乗り放題です。しかも土曜日は時間の指定なしです。
サウスケンジントンの駅からピカデリーラインでハマースミス、そこからハマースミス&シティラインでパディントン駅まで行きました。
(このハマースミスというのは、アラン・リックマンさんの生まれたところでしょうか?ウィキペディアにロンドンのハマースミスで生まれたとありますが)

パディントン駅では、自動券売機で切符を買うことにしました。
キャッシュカードで支払おうとしたのですが、機械が上手く読み取ってくれず、もたもたしていたら、後ろに何人か並んでいます。そこで中断して譲りました。並んでいる人の他に、屈強そうな3人の男性もいつの間にか囲むように立っています。
市内観光の時、ガイドさんが「スリはスリー(3人)で行動する」と言っていたので、要注意だと思い、とりあえず駅員さんのいる窓口に向かって歩きました。ついてはこなかったし、どうだったのかはわかりませんが、お財布を出して切符を買っている時は、狙われ易いと思います。
ガイドさんが言うには、1人がカバンの口を開け、2人目が財布を抜き取り、3人目が財布を持って走って逃げる、のだそうです。
それを聞いた時、息子は陸上部だったことで脚に自信があるらしく、「走って追う」と言いました。私はもちろん、やめるように諌めていました。
この時囲まれた男性が皆ベン・ジョンソ○そっくりだったので、「中学生ごときがベン・ジョン○ンに敵うはずがない」とあっさり諦めていました。いい勉強になりました。
結局現金で、券売機で買いました。英語だったので、うっかり片道しか買わなかったので高くつきました。一人片道£17.4(約4100円)です。

13番線から乗ったのですが、キングズ・クロス駅同様、13番線はちょっと変な場所にありました。またさっきの地下鉄と同じ自動改札機を使って入り、逆戻りかと思うような場所でしたが、とりあえず、表示どおりの9:00に出発したので、一安心でした。

景色はたちまち田園風景になりました。前日もそうでしたが、ロンドンはとても都会なのに、ちょっと離れただけで、驚くほどのどかな風景になります。
ガイドブックには1時間ほどで着くと書いてあったのに、1時間20分を過ぎても着かないので心配になってきました。こんなにロンドンから遠く離れてしまって、「行き先が違った」では済まないと思ったのです。
でも、1時間30分後には目的のオックスフォード駅に到着しました。
やれやれです。
前日のダーウェント峡谷も寒かったのですが、降り立ったオックスフォードも鋭い寒さがありました。
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個別記事の管理2007-04-06 (Fri)
オックスフォードには、ハリー・ポッターの映画のロケ地、クライストチャーチがありますが、それは帰りに時間があったら寄るつもりでした。
この日、私が行きたかった場所は、さらにバスで20~30分ほどの所にあるブレナム宮殿でした。ここも世界遺産に登録されています。

オックスフォード駅から東に500mほど行った先にあるグロースター・グリーン・バスステーションを、地図を見ながら苦労して探し出しました。
二階建ての立派な観光バスが並んでいます。
切符を買おうと、切符売り場に並びました。
行き先の「Blenhaim Palace(ブレナム・パレス)」は、明らかに息子の方が発音が良かったので(市内観光のガイドさんに教えてもらっておきました)、買わせるつもりでした。
しかし、ここでもすんなり切符は買えませんでした。どうも場所が違うようです。私が「Where・・・」と言ったきり、後が継げずにいると、「next door」と身振り手振りで教えてくれました。
建物に添って教えてくれた方向に歩き、最初のドアを開け、聞いてみたら、「pay driver」と言われました。またしても車中で買うようです。さらに発車時刻と8番のbay(区画?)から20番のバスに乗るよう教えてくれました。表示はないけど案内所だったのでしょうか。

そこは1~14だったか18だったかのバス乗り場が横一列に並んでいました。その間隔は大変狭いのに、行儀良くバスは並び、さらっと出発していく様子に感心しました。
私たちが最初にバスに乗りました。練習したとおり息子が発音したら、難なく買えました。そして、二階の一番前の左側の席に座りました。
DSC00193-1.jpg
出発後バスの上から見たオックスフォードの街

二階からの眺めに喜んだのも束の間、降りる時はどうしたらいいのか心配になり始めました。日本のバス同様、降りるバス停が近づいたらブザーを押して知らせるようなのですが、アナウンスがあるわけではないのです。でも、初めて行く場所なので、近づいたのかどうかなどわかるはずもなし。これは最初に運転手さんに言うべきだったと気付いたけれど後の祭り、走っている状態で、それを伝えに行くのも憚られました。

観光地なので、誰かが降りるかも、という淡い期待と、道路の案内板と、バス停の名前を見ながら、乗っていました。
ブレナム宮殿の看板と、その近くの街の名前が頻繁に出始め、そろそろ?と思ったとき、後ろの方の席から「Blenhaim Palace!!」と叫ぶ声が聞こえました。ガバッと立ち上がり振り向くと、私を見ている男性がいたのでブザーを押しました。やはり、私たちに教えてくれたようで、その方は降りませんでした。切符を買う声でも聞いていたのでしょうか。結局1階席から何人か降りたので、知らせがなくても気付いたとは思いますが、またしても人の情をありがたく感じました。そういうことは、日本人はなかなかできないと思います。


ブレナム宮殿は個人の邸宅です。第二次世界大戦中の首相、チャーチルが生まれた家だということです。実家ではないらしいのですが。住んでいらっしゃる方のお名前が、マールボロ公とおっしゃるので「」と思ったのですが、綴りがMarlboroughで、トム・マールボロ・リドルのMarvoloとは違って残念です。

とにかく、広大な敷地で驚かされます。2100エーカーだというのですが、エーカーがピンと来ません。計算が間違っていなければ、8.498平方キロメートルです。東京の国立市が8.15平方キロメートルということですから、それ以上の敷地ということでしょうか。国立市をよく知らないので、結局ピンとこないのですが。

20070324205659.jpg 門を入ってすぐに携帯で撮影
遠くに人が見えますが、その少し先が料金所です。さらにその奥に遠くかすんで見えるのが、宮殿の一部です。
こんな広大な敷地で、私は目的のものを見つけられるのでしょうか。

料金所は駐車料金を払う場所だと思い、素通りしかけ、呼び止められました。そこで「Park and Garden」と言って公園と庭園の見学料金を払いました。宮殿の内部には入れませんが、見るつもりはありませんでした。目的物は外にあるのです。チケットと一緒にパンフレットを渡されたので「map?」と聞いてみました。答えは「Yes」
そこでさらに質問です。「Harry Potter?」「ロケ?(日本語)」
相手の若い女性、にっこり笑って「Yes!」そして地図を指してくれました。
後で息子が「ロケーションとか言えば良かったのに」と何度も蒸し返して笑いましたが、とにかく通じたので良いのです。

教えてもらった場所に向かって歩きました。
DSC00197-1.jpg途中の景色

以下、映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のネタばれ的な画像があります。大丈夫な方は続きをどうぞ。 

そして、料金所から20分ほど歩いて、教えてもらった場所、橋を渡ってすぐ左手に、目指すものが見えました!すぐわかりました。
DSC00198-1.jpgこの日の目的物
実は、料金所では最後にもう一つ質問をしていました。
「big tree?」
料金所の女性は、大きく頷いて、もう一度その場所を指して「橋を渡ったところ」と教えてくれたのでした。

7月に公開される映画「不死鳥の騎士団」では、アレック・ホプキンス君演じる若きセブルス・スネイプが、この木の下で読書をしているはずです。

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個別記事の管理2007-04-07 (Sat)
映画「不死鳥の騎士団」の、おそらくスネイプ先生の記憶の一場面に、この場所は使われているようです。
ここでの撮影場面の画像がいくつか既に公開されていて、私はその撮影現場の「ブレナム宮殿」という言葉だけを頼りにここまで来たのです。
思った以上に広い敷地でしたが、料金所のお姉さんの助言のおかげで見つけられた時は、どんなに嬉しかったか!

その場所まではとても急な斜面を降りる必要があり、つんのめりそうになりながら下っていくと、草が少し踏まれて、道になりかけていました。撮影現場にたくさん写っていたスタッフたちに踏み拉かれたのだろう、と思いましたが、もしかしたら、観光客が既に何人もやってきているせいかもしれません。
しかし、その日は土曜日だったのに、寒くて天気が悪いせいか、観光客はとても少なく、その場所も私たちだけで独り占めできました。見渡す限り、人っ子ひとり見つけられませんでした。

公開されていた写真をプリントアウトするのを忘れてしまっていたため、どの角度から撮影されたものか、よくわかりませんでした。
アレック君の姿勢なども忠実に再現したかったのですが、帰国後確認してみたら、膝の曲げ具合が甘すぎました。
撮影した写真の数々は、ネタばれが大丈夫な方のみ、一番下の続きからどうぞ。

撮影後、ここでお昼にすることにしました。
しかし、私は、撮影直後からお腹が痛くなっていました。
今まで滅多に壊したことのない強靭な胃腸が、ついに悲鳴をあげたようです。その日の寒さはとても厳しく息も凍るほどだったのに、撮影のために防寒着を脱いだのが原因でしょうか。それとも、ずっと続いていた風邪のせいか、あるいは、朝食の食べすぎか、前日の何かに中ったのか。
サンドイッチは半分だけ食べ、残りは食べてもらいました。

それでもとにかく、息子が行きたがっていた迷路だけは行かなければなりません。平静を装いながらも、広い広い敷地を迷路とトイレを目指して歩きました(汗)
とにかく遠いのです。何しろ国立市を横切らなければなりませんから。
DSC00216-1.jpg
他の場所にも奇妙な形の巨木がいっぱい。料金所で聞かなければ、あの場所は見つけられなかったかしれません。

撮影現場とは地図上でほぼ対角線の位置にある、遠いプレジャーガーデンという所に行きました。そこには、生垣で作られた迷路がありました。ちょうど炎のゴブレットの第三の課題のように。
私の住む街にもそんな生垣の迷路のある公園があるのですが、規模が違います。高さは私の身長より50㎝以上は高く、そして、わかりにくいというか難易度が高いです。
DSC00213-1.jpg  DSC00210-1.jpg
右の写真は、途中で歩道橋のようなところを通った時に撮影しました。一見低く見えますが、2m近い高さです。
再びトイレに行きたくなっていた私には、この難易度の高い迷路は、拷問です。早く出たいのに、出口がない!!
なんとか出られましたが。

すっかり冷え切っていたし、目的は遂げられたしで、その後はもう庭園を散策することなくブレナム宮殿を後にしました。
少し待っただけでバスが来たのは幸いでした。オックスフォードは終点だし、切符は往復で買っておいたし、日本人の若い女性たちの集団も乗ったし、でなんとなく帰りは安心でした。
でも、お腹は相変わらず不安定だったので、クライストチャーチは断念しました。終点で降ろされた目の前に、クライストチャーチへの矢印の書かれた標識がありましたが。

帰りの電車は座れましたが、暖房が効いていなくて、1時間半がとても辛かったです。降りたパディントン駅は、行きと違い、プラットホームが連なる大きな大きな駅でした。 
DSC00217-1.jpg 乗っていた電車
ここでパディントンベアーグッズをお土産に買いました。
「くまのパディントン」のお話は子供の頃から私は大好きでしたから、ちょっと得した気分でした。でも、駅構内にあるという像は見つけられませんでした。探し出す気力もなかったのですが。

パディントン駅といえば、「ハリー・ポッターと賢者の石」でも出てきますね。ハリーがハグリッドとロンドンのダイアゴン横丁で買い物したあと、プリベット通りのダーズーリー家に戻る時。
「パディントン駅で地下鉄を降り、エスカレーターで駅構内に出た」(1巻5章p.130)
電車が出るまで時間があるからと、ハリー達はハンバーガーを駅構内のプラスチックの椅子で食べています。その後電車に乗って、走り出した電車の窓からハグリッドを見ていて瞬きしたとたん、ハグリッドの姿が消えていました。
映画ではパディントン駅は出てこなかったし、印象に残っていなかったのですが、ちょうど逆のコース、電車から降り、エスカレーターで下って、地下鉄に乗って、ホテルのあるサウスケンジントンに戻りました。

ホテルに向かう途中、近くのスーパーに入り、息子の夕飯や、家族へのお土産にできそうな物品を物色しました。
本当は、イギリス最後の晩として、ちょっとおめかししてレストランで食事をしようと、それぞれ服も用意していたのですが、私がとても無理だったので、レストランは止めました。
スーパーでは、袋入りのポテトチップスや、チョコレート菓子、カップスープ、カップめんなど、日本では見たことのないものを買いました。
まあ、輸入品を取り扱う店ならあるかもしれませんが、そういう所を覗く習慣はないので、どの品も目新しく感じます。

ホテルに向かう途中にある本屋さんの店先に貼ってあるポスターが、最初から気になっていました。一度は撮影しましたが、通りの向こう側にあるので、良く撮れていなかったです。もう一度近くまで行って撮影だけはしておこうと、最後の力を振り絞って通りを渡りました。
DSC00220-1.jpg
すごくブレた画像ですが、これが精一杯でした。何しろ、店先を撮るので後ろめたく、急いでいたのです。しかもよく写らず、何度か撮りなおした結果です。見えるでしょうか、「HARRY POTTER and the Deathly Hallows」と書いてあるのが。
撮影中、通りかかったカップルの男性が「何だ?」というようなことを英語で言いました(なんと言ったか覚えていない)
女性の方が「Oh! Potter」と納得したような声を出していました。
ハロッズの本屋さんも同じ名前の店でしたから、チェーン店なのでしょうか。やはり同じポスターが貼ってありました。
帰国後すぐに表紙が発表されましたから、今頃は違うポスターが貼ってあるかもしれません。
しかし、このポスター以外は、街中でハリー・ポッターに関連するものは見つけられませんでした。まだそんなに盛り上がっていないのでしょうか。

スーパーで買ったものを息子は夕食とし、私は砂糖をたっぷり入れた紅茶だけにしておきました。最後の晩なのに冴えない・・・
テレビで「トイストーリー」をやっていたので、つい見てしまいましたが、内容を知っているためか、映像がわかり易いのか、英語のみでも二人とも十分楽しめました。
そして、荷造りをして、時計の針を1時間進めて寝ました。
イギリスに到着時から、旅行社の人に繰り返し言われていたからです。
この晩寝て、次の朝起きたら、イギリス全土で1時間進んだサマータイムとなっているはずです。

DSC00200-1.jpg近づいて撮影
これはほぼ公開されている写真と同じ角度になっています。

DSC00201-1.jpg見る位置を変えて撮影
この大きな洞は、中が黒く焦げたように見えました。すごく大きな空洞になっています。

20070324213647.jpg 裏側からも撮影
デジカメのメモリーの残りが少なくなり、携帯でもガンガン撮影しました。


DSC00202-2.jpg セブルス少年のつもり
本当は、ジーンズ姿でしたが、画像を編集してちょっと脚を黒く塗ってみました。ここで、マントを着たかったのです。この撮影のためだけに。実際寒くてマントが欲しかったです。

DSC00204-1.jpg 違う角度からも撮影
日本からはるばるやってきて、こんなバカな母親の姿を撮影し続ける息子の胸中やいかに。でも、文句も言わず、撮り続けてくれました。この他にも何枚か。遠くに宮殿も見えます。

DSC00208-1.jpg
すっかり自分がなりきり、スネイプ先生にご登場いただくのを忘れていました。帰りかかって撮影。でも、むしろこの方が記憶の場面みたいな効果が出せたような気もします。長時間のカバンでの移動と、強風のため、御髪(おぐし)も乱れ気味。

映画でこの樹の場面がカットされていませんように。

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個別記事の管理2007-04-08 (Sun)
イギリス最終日のこの日は日曜日だったので、ホテルの朝食は7:30始まりでした。それでも色々準備があるからと、6:20には起きました。
しばらくしてから、サマータイムでずれた時間の確認を、とテレビをつけたところ、1局しか時間の表示をしていませんでした。
そして、その時間は7:44でした!私の時計では6:44です。
確かに前夜、1時間ずらしました。だとしたら、サマータイムって、2時間のずれ?でも、2時間のずれなど聞いていません。
息子は「フロントに『掘った芋いじるな』って聞いてこようか」と提案しています。
それは、イギリスに来る前から、「What time is it now?」の代わりに「掘った芋、いじるな」で通じるかどうかを試したがっていたからです。その頃は、「時計を持っていることだし、そんな質問をする場面などないでしょう」と笑い飛ばしていたのですが、時間を尋ねても不自然じゃない状況に陥ってしまってびっくりでした。

そうこうするうち、テレビの時間が8時に、私の時計が7時になりました。もう一度、とチャンネルを変えると、BBCで時間表示が出ていて、その時間は7時でした。BBCが間違えることはないでしょう。
やっぱり、私の時計は合っていたのです。
そして、最初の局(8チャンネル)では、相変わらず更に1時間進んだ時間を表示中。なんていい加減な。誰も問い合わせたりしないのでしょうか。チャンネルによって時間表示が違うなんて。
日本より小さな国ですから、場所によって時差があるはずもないし。
結局、「掘った芋」を試しには行きませんでした。行ってもよかったでしょうけど。

相変わらず風邪気味ではありましたが、お腹は完全に復活したようだったので、朝食はしっかり食べました。1食抜いたから空腹だったのです。
小説家のサマセット・モームが「イングランドでおいしいものを食べようと思えば朝食を三回食べよ」と言ったということは、あらゆるサイトやガイドブックで紹介されているのですが、今回の滞在、朝食は確かにとても美味しかったです。4日間同じホテルの朝食でしたが、色々選べるので飽きなかったです。

旅行社の人が迎えに来る少し前、チェックアウトの手続きをし、特に追加料金もなく、貴重品だけ取り出してもらって、これで「OK」だと言われました。
私は、このホテルが気に入っていました。毎日掃除は行き届いているし、タオルもシーツも清潔だし、お湯はたっぷり出るし、紅茶やコーヒーも毎回補充してくれるし、朝食も美味しかったし、言葉の壁はあったけれど接客の態度は丁寧だったし。
電子辞書には「このホテルはよかったですよ」を意味する例文が出ていました。「I enjoyed my stay」です。
言おうと構えていたのですが、いざチェックアウトが済んでみると、すっかりセリフを忘れていました。
それでもなんとか伝えたい。「I enjoyed…」と途中まで言って言葉に詰まっていたら、もうそれだけで十分通じていました。
笑顔で大きく頷いてくれて、「大丈夫、わかりました」というようなことを英語で言ってくれました(既になんと言われたかは覚えていない)
満足してホテルを去りました。

旅行社の車に一緒に乗ったのは、私たちの他に一組の母娘、一人旅の若い男性でした。そのまま一緒に搭乗手続きをして、出国の手続きのための長い長い行列に一緒に並びました。
その母娘は、海外旅行は何度かされているようでしたが、こんな長い行列は見たことがないとのことでした。とにかく気が遠くなるほど長い行列で、その階だけでは収まらず、階段を上り、外の駐車場に一旦出て、また折り返してくるという有様でした。飛行機は13時発の予定で、列に並んだ時は10時にはなっていなかったのですが、軽く1時間以上は並んでいたと思います。旅行社の人が、帰ってしまってからは、一緒の車だった人たちと、何か不思議な連帯感のようなものができていました。
無事出国できましたが、チェックは成田より厳しく、靴まで脱がされました。

帰りの飛行機は、窓側2席だったので、行きよりずっと快適でした。
滑走路の順番待ちで行儀良く並ぶ飛行機の数々を眺めたり、雲の上の青い空や、真っ赤な夕焼け朝焼けを見ることができたり。
雲の上に出る少し前、イギリス上空でまだ陸の様子が見えていて、だんだん小さく遠ざかっていく様子は寂しかったです。

食事の回数は相変わらず多く、辟易しました。
それでも日本に入るまでは、イギリスにしがみついていようと、食事は決して和食は選びませんでした。
最初の食事は、ビーフシチューを選びました。
DSC00224-1.jpgまたまたピンボケ写真
そして、最後の食事は、イングリッシュ・ブレックファースト。
何回朝食食べてるんでしょう?私。正直、機内食の朝食は、それほど美味しくなかったです。

本当に、楽しい旅でした。思い出すたび、豊かな気持ちになれます。
最後まで言葉の壁に悩まされましたが、伝えたいと思うことは片言の単語と、身振り手振り、表情で十分通じることが実感できた旅でした。
やっぱりノンバーバルコミュニケーションは、大事でした。
仕事をする上でも以前からとても大事にしていることでしたが。
ノンバーバルと言えば、non-verbal spell(無言呪文)、スネイプ先生もノンバーバルを推奨しています。今後重要になってくることは間違いないです!

タイトルに「世界遺産の旅」と入れた割には二ヶ所しか行けなかったのですが、そのへんは大目に見てくださいね。
イギリスがますます好きになったので、また是非いつか行きたいと思います。今度はスコットランドとか、羊毛の紡績の街も行きたいところです。スネイプ先生を、ずっと探し続けていたいと思います。
7巻を読み終わっても、そう思っていられますように。
もっと、もっと行きたい場所が増えますように。


結局手短に書けませんでしたね。長い旅行記を読んでくださった皆さん、ありがとうございました!!
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個別記事の管理2007-04-21 (Sat)
イギリス旅行に行ったのは、ちょうど一ヶ月前でした。
クロムフォードで、ちょっと耳慣れない鳥の鳴き声を聞いたので、携帯の動画で録音してみました。
パソコンではうまく再生できたのですが、それをブログに載せる方法がよくわかりません。今日、かなり時間を割いて調べたのですが、結局わからず、お聞かせできないのが残念です。

クロムフォード駅近くの林の中から聞こえてきていました。
私が知らないだけで、日本にもいる鳥なのかもしれませんが、ちょっとひばりのように高い声で、でももっとリズミカルな鳴き声でした。
「チョビアン、チョビアン」と聞こえます(アンチョビには聞こえない)何だったのだろう?

さて、動画は無理でしたが、お土産に買ってきた物についていくつかご紹介します。
ちょうどイースター休暇の前だったので、あちこちの店で、イースターエッグを売っていました。
鶏卵サイズの物もあれば、まるでドラゴンの卵かと思うほどの特大のチョコレートでできた卵も見ました。
お土産にと買ったのは、花の絵が描かれた鶏卵サイズの缶の卵でした。
DSC00270.jpg
ほら、パンジーとナルシッサです(笑)
ラッパ水仙なのでnarcissusではなくdaffodilなのかもしれませんが。
中身は、やはり卵型のゼリービーンズでした。ちょっとウズラの卵みたいな斑点がついています。これがなかなか美味しいんです。香料はやや強いけど不快ではない程度で、すぐ次を食べたくなる甘さでした。


カップスープも買ってみました。
DSC00272.jpg
タイ風のチキンスープと、人参とコリアンダーのスープです。
1箱に4袋入っています。写真で見るとすごく美味しそうに見えます。
が、試しに1つ作ったチキンスープは、家族が皆一口で降参しました。
ココナッツミルクの風味に馴染めなかったのもありますが、何というか、味のバランスが微妙。旨みが感じられず、粉っぽい味も強くて、「セメントみたい」という感想が多かったです。私も二口が限度で、残りは夫が食べきりました。まだ3袋残っています。
人参スープの方は、まだ開封していません。コリアンダーはやはりちょっと怖いです。

写真を撮る前に食べてしまったのが、カップ麺。
「ポットヌードル」という商品名(実際は英語)だったかと思います。
チキンとマッシュルーム味でした。
帰国した翌日、まず一つを作りました。
熱湯を入れて2分したらかき混ぜて、さらに2分待つという、日本のカップ麺との作り方の違いがありました。味がチキン&マッシュルーム、というのも欧風だと思いました。
中には小さな「Soy sauce(醤油)」の袋も入っていて、お好みで入れられるようになっています。醤油を入れないときの味と匂いは、イギリスそのもの、と感じました。ホテルの匂いというか、イギリスで食べた全てに共通する匂い、というか。
醤油を入れても、やっぱり日本のカップ麺とは全く違うスパイシーな香りがしました。
そして、これもやっぱり粉っぽい。なんでイギリスのインスタント食品は粉っぽい味が多いのでしょう。とろみを小麦粉でつけているのかな。
そして、気のせいかもしれませんが、買ってきた3つの同じカップ麺の味が食べるたび少しずつ違って感じられました。
何日か日を空けて、また一つ作って回し食べしたのですが、同じ物なのに、前回食べた時の方がスパイシーに思えました。家族みな同意見でした。さらに日を空けてもう一つ食べたのですが、だんだん、日本のカップ麺に近い味になってきた気がしました。
まさか、日を置くと気が抜けるのでしょうか?揮発性の高い成分の香料が飛んでしまったのではないかと話し合いました。イマイチ、密閉度も低いようだし。調味料の量がアバウトなのかもしれません。
そういえば、ショートブレッドも、切り方がアバウトで、大きさに差があって笑いました。
珍しい異国の味というだけでなく、個体差があったのが面白いです。
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個別記事の管理2007-04-22 (Sun)
イギリスに行った時、朝夕のラッシュ時に駅を利用したら、あちこちで何かチラシのようなものを配っていました。ティッシュのようなものはありませんでしたが。新聞を配っている姿も見受けられました。
ちょうど日本のスポーツ新聞のような感じだったので、てっきり売っているのだと思い、手を出さなかったのですが、そのうち、フリーペーパーだということに気が付きました。
3/23の夕方、キングズクロス駅前で、息子とそれぞれ一部ずつもらってきましたが、違う種類のものでした。

中は芸能情報やスポーツに関する記事が多かったです。
俳優や女優の写真、映画の評価なども多く出ています。
私はその中にアラン・リックマンさんに関する記事がないか、映画「不死鳥の騎士団」に関する記事はないかと目を凝らして見たのですが、見つけられませんでした。
かろうじて知っていたのが、ジョニー・デップさんとエマ・トンプソンさん。
ジョニー・デップさんの記事は、映画に関するものではなく、娘さんの容態が改善された、というものでした。(多分、そう書かれていたと思う)deadly E.coliに罹っていたとかいう内容で、E.coliは大腸菌ですから、病原性大腸菌だったということかな、と思いながら読みました。
既に回復して、映画「Sweeny Todd」の撮影に戻る、とかいう内容でした。ここで初めてわずかに、アランさんに関わる部分を見つけた!と思いました。「Sweeny Todd」には、アランさんも出演されますから。

エマ・トンプソンさんの方は、ちょっと大きめの写真が二枚載っていて、間違い探しができるようになっていました。
はああ~この国の人は、フリーペーパーで、こんな大女優の間違い探しをするんだ~と感心しました。
と思って、今、読み返したら、なんとダニエル君のエクウスの写真も載っていました。
ロンドンでは気付かなかった!気付けばもっと感動したものを!!

DSC00276.jpg
2種類のフリーペーパーと、レンタカーのチラシ

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上の丸の中がエクウスのダニエル君。劇場名、電話番号、最寄り駅が書かれています。最寄り駅のピカデリーサーカスは、2回も行ったのに、気付かなかった・・・
下の円の中は、指輪の数とかショールの長さなど5つの違いがあるエマ・トンプソンさんの写真。

どちらの新聞も40ページ、44ページとなかなか読み応えのあるものでした。やはり日刊でしょうか。エネルギッシュだなあ。
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